2021.12.30

ウィーン公演 再延期のお知らせ

団長 赤羽洋子 

 2022年10月に予定しておりました第10回高崎第九合唱団ヨーロッパ公演「ウィーン楽友協会」はコロナウイルス問題が解決する兆しが見えない不安を払拭する事が出来ない状況を鑑み、2023年10月に「50周年記念海外公演」として延期を決定致しました。 憧れの楽友協会のステージを夢見て準備を進め、一時は世界中が大分落ち着きを取り戻しこのまま終息かとも思われましたが、オミクロン株の出現でまたまた不安な世界に逆戻りしてしまいました。TVでのヨーロッパを含めての世界状況はとても厳しいものが有り10か月後に120名であの中に飛び込める状態は保証されません。
 ワクチンも薬も完璧な結論を得てからでないと団員の大切な生命を守る手段が無い為の判断です。ウィーン公演を楽しみにしておられた団員の皆様には中止ではなく自粛での延期をご理解下さい。今必要なのは生命を守る事です。生命ある限り来年も再来年も歌い続けられます。
 この2年来、高崎市内でも多くの方が仕事や家庭や収入や子供たちの問題で経済的にも心理的にも苦しんでいらっしゃる状況を拝見するにつけ、私たち高崎第九合唱団だけが海外公演とは言えない状況にも有ります。
 これからも合唱活動を継続してメイコンサート、第49回第九演奏会、ウィーン公演、50周年に向かって歌い続ける気持ちを全団員で共有して嵐の過ぎ去るのをじっと待ちましょう。トンネルの先には光が差し込んでいます。
 更に1年待つ事に依って全員ワクチン接種を受け世界中が安心安全な状況で楽友協会のステージに立ちたいと願っています。
 2023年10月「楽友協会」で人類の英知がコロナを制圧する「勝利宣言」として「歓喜の歌」を高らかに歌いあげましょう。