ご 挨 拶

NPO法人高崎第九合唱団 団長  赤羽洋子

 戦後初のマイナス経済成長やオイルショックに揺れた1974年、モダンで知的な生きがいを求めた人々によって高崎第九合唱団が誕生しました。あれから48年継続して歌い継がれて来た第九!今年で49年目のシーズンがスタートしました。2020年来の新型コロナウイルス問題で音楽を取り巻く環境も社会情勢もニューノーマル下での合唱表現に様変わりして不安定な状況が続いています。私たちは「音楽を愛する心」を一つに全国的に第九演奏会が途絶えた2020年暮れにも国内唯一第九を歌い続けた合唱団としての情熱と叡智を胸に邁進しております。
 5月に開催しました「メイコンサート」はコロナ禍の好転も見えない上「戦争」と言う悲しい問題まで発生して世界中が混乱の渦中に巻き込まれた只中でした。ウライナの人々に寄り添う気持ちと世界平和を歌に託して演奏し、大劇場を埋めたお客様と合唱団、1800人全ての気持ちが一つになり会場全体の大きなうねりとなった感動的なコンサートとなりました。

 「音楽に国境はない」を合言葉に民間による国際交流の実績も上げており、コロナ禍で2年間延び延びになっていた第10回ヨーロッパ公演を2023年11月12日、音楽の都ウィーン「楽友協会・黄金の間」で予定しています。Beethovenの愛した街ウィーンで高崎第九合唱団による「歓喜の歌」を響かせてまいります。人類30万年の歴史の中で音楽が途絶えた事は有りません。多くの夢と素晴らしい音楽を創る楽しさと喜びを求め、今年12月18日はジルベスタコンサートともいえる第49回演奏会を歌い上げ、集大成の2023年12月の50周年記念公演ではウィーンの香り漂う第九をお届け出来ますよう、そして新たな未来への第一歩に向けて更なる飛躍を発信し続けてまいります。