~2024~ 年頭に寄せて

NPO法人高崎第九合唱団 団長 赤羽洋子 

 昨年の輝かしい第九合唱団50周年記念イヤー(2023年)は団員の皆様と、多くの関係者、応援団のお力添えで素晴らしい実績と思い出を残して大成功の内に終幕しました。初めに関係各位に心よりお礼を申しあげます。

振り返りますと
1月15日(日)大劇場でウクライナ歌劇団と世界平和を訴える第九共演。
戦争終結の祈りを込めて歌い、鳴りやまない感動の拍手に改めて全員でウクライナの平和を祈りました。

5月14日(日)大劇場でのメイコンサート。
ピアノ連弾による第九演奏で会場のお客様とステージの団員が群馬県初となる「2000人の第九」を成功させました。会場全員の心が音楽を通して一つになるという瞬間を体感しました。

9月30(土)高崎西口駅前ペデストリアンデッキで「高崎音楽祭オープニング」。
市民吹奏楽団と第九合唱団で合わせて200人によるフラッシュモブと言う新しい取り組みで第九を歌いました。駅前に人が集結した楽しい時間でした。

10月20日(金)大劇場で全日本エルデストソフトボール開会式に合唱をお楽しみ頂きました。全国から集まったアスリートの皆様は積極的で明るい人たちでした。

11月9日(木)ウィーン少年合唱団とアウガルテン宮殿で合同練習。あどけない少年たちのどこから天使の歌声が生まれるのか一緒に練習出来た思い出は生涯の宝物です。

11月12日(日)5年かけて実現出来た憧れの楽友協会第九演奏会。
シュテファン寺院ドームオーケストラとの共演で満席のお客様に「日本の歌」のステージと「第九」をお届けしました。黄金に光り輝くホールとシャンデリアに夢の世界を堪能してスタンディングオベーションの嵐の中に身を置き幸せに胸を熱くしました。

12月9日(土)10日(日)高崎第九合唱団創立50周年記念演奏会。
合唱団始まって以来初の二日公演でした。お陰様で二日間共にチケット完売で嬉しい記念演奏会でした。
記念イヤーはお陰様でこれら多くの演奏会で幕を閉じました。

 そして迎えた今年51周年、新たな一歩に向けてのスタートを切ります。
今年のテーマは1824年5月7日ウィーン演奏会から数えて「第九世界初演200年イヤー」に当たります。世界中で第九関係者のお祭り騒ぎが繰り広げられる予感がしておりますが「高崎第九合唱団」は初演の地ウィーンで演奏した実績と自信の上に立ってより素晴らしい第九をお届け出来ると確信しております。
 私たちは「音楽のある街・高崎」の第九合唱団としての誇りを胸に未来に向かって歌い続けて参ります。今年も宜しくお願い致します。